近況報告 2003 7.10

皆様、ご無沙汰しております。
2003年3月に、トロント生活を終え帰国しました。
SARS騒動はすぐその後でしたので、特に問題はありませんでした。

子供達は、それなりに東京にも適応していますが、まだカナダが恋しく、すぐにでも帰りたいようです。琴は、カナダで入学を迎え、教育の出発が英語だったこともあり、日本語の環境に馴染むのに結構ストレスがかかっているようです。メールやネットを使っての電話で友人たちと親交を保っているようです。

幸代は、カナダのあのクッキーやケーキが恋しいと、つぶやいていますが、3人の子供達のケアで悪戦苦闘の毎日です。帰国直後、疲れがでたのか、5キロも痩せました。といってもカナダで増やした貯金を使ったというのが正確なところですが、今は、元気にしています。目下は専業主婦ですが、特に教会の日曜学校の奉仕に時間を割くことができ、充実した毎日を過ごしています。

は、帰国後、人文学部の広報委員に選挙にてめでたく選出され?(はめられ!)、雑務で忙しくしています。17年度から改組される新しい都立大学の改革委員も任せられています。また機構評価委員も委ねられ、教授会や教室会議と重なる日は、7時間以上も椅子に座っているという、今まで味わったことのない未曾有の経験をさせられています。カナダのあののんびりした時空と充実した生活は何だったのか、と本当に浦島太郎の心境ですが、そうもいっておられません。現実に舞い戻って邁進しています。
 そんななか帰国後、『対人援助の福祉エートス』(ミネルヴァ書房)から刊行することができ、カナダでの研究成果を発表することができました。
 


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