研究論文のための三つの指針
                               c 木原活信 (同志社大学) 

WhyWhatHow


テーマ設定を確認する。
1 Why なぜ、そのテーマをやりたいのか。とにかく言語化してみる。
(これは論文のなかには直接反映されたり含まれないかもしれないが、問題意識を確認する作業として重要になる。
自己開示にかかわるプライバシーの問題があるならば、自分だけに留めることも可)  

 

 「自分のなかに歴史をよむ」 (阿部謹也)

 

ただし、「火傷」*には注意

*あまりに自分との心理的距離が近すぎる関心ごとを研究テーマとするときにおこる現象

2 What 何をテーマとするか。テーマは焦点が絞られていればいるほど可能。

問題意識、関心は幅広く、論文執筆に際しては、深く深く掘り下げ、焦点を徹底的に絞る。


3 How どのようにその研究をすすめるか。

研究方法の課題  

調査(量、質)

文献研究

以上の基礎作業が、済んだら、
1その研究テーマに関する先行研究としてもっとも重要と思われる論者の文献をリストアップする。その際、できるだけ外国の文献もチェックする。
2その先行研究を熟読の上、その研究において残されている課題、反論する課題を整理する。
3先行研究において自分がクリアできる課題を明確化する。


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