謹賀新年

 「人生の舗道に今日も喜びの足跡一つ残さんとぞ想う」(嶋田啓一郎)

 京都に来て6年になりました。子どもたちは、すっかり成長し、大学生、高校生となりました。体力の衰えを少し意識し始めた夫婦は、近所の京都郊外の桂坂を二人でウォーキングをはじめました。嵐山までいかなくとも、見落としていた日常の光景、季節の移り変わりの何と美しいこと。野鳥のさえずり、タンポポの黄色、たくましく生きる雑草たちの草いきれ、秋の虫たちの合奏、夕日に映える街路樹の紅葉。そして、希望に溢れた赤子連れの親子、冬の坂道をゆっくり歩いていく老夫婦の姿。

我々夫婦は、今、人生の秋、実りの季節なのかもしれません。今年もまた一歩「喜びの足跡」を残していきたいと思います。

  皆様の上に神様の豊かな慰めと祝福がありますようにお祈りします。

   木原活信/幸代

  

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