自殺とケア研究会


 文部科学省の同志社大学大学院GPの研究プロジェクトの一貫として、若手研究者を中心に2008年に開始されました。この2年間の成果は、自殺予防学会等の学会に研究発表を行ってきたほか、自殺予防とソーシャルワークに関する論文、著作を幾つか公開してきました。また一般市民、自殺遺族も巻き込んで自主シンポジウムを開催してきました。文部科学省のGPプログラムが終了した2010年より、改めて独立した研究会として、三菱財団の研究費に採択されて自殺とケアについて研究を開催しました。メンバーは、現役の大学院生、自死遺族、ソーシャルワーカー、臨床心理士、牧師、自殺対策の市民運動家、大学研究者ほか多様なメンバーです。2015年には『自殺をケアするということ』(ミネルヴァ書房)を出版して、研究会としては、終了しましたが、会員相互の緩やかなネットワークをもって今後の研究体制構築の機会をうかがっています。

 新しい体制での2010年以降のこれまでの研究会の経緯
2010年6月15日(火) 研究会の方向性、三菱財団の研究費の採択について等
2010年8月3日(火) 報告者 引土絵未氏「自殺とアディクション」
2010年9月17日(金) 報告者 大倉 「遺族者のフォーカスグループ調査」
2010年11月8日(月) 報告者 山村ほか「韓国night walking参加報告」
2010年12月17日(金) 報告者 引土ほか「大学生の自殺対策実態調査の先行研究」
2011年1月23日(日)午後4時より 同志社でのプレ調査のデザイン
2011年3月5日(土)午後3時より  特別ゲスト 報告者 Dr. Ulla Forinder and Dr. Yvonne Sjoblom(ストックフォルム大学) スウェーデンの自殺事情および遺族
2011年4月4日(月)午後6時30分より 大学生の自殺の意識実態調査の調査票について ほか
2011年5月9日(月)午後6時30分より 大学生の自殺の意識実態予備調査に関する報告、お遍路と巡礼
2011年6月8日(水)午後5時30分より 大学生の自殺の意識実態予備調査の実施計画日程、聖地巡礼ほかキリスト教の立場
2011年7月17日(日)午後17時 1)「歩くことと自殺予防・ケアの意味」について 全員によるフリー討論、先行研究の検討など、2)自殺の実施した調査の結果、分析、3)出版本についてテーマ検討 執筆発表:山村りつ
2011年8月27日(土) Overnight Walkの論文投稿に向けて論旨検討  韓国先行研究(李・高・全)大学生の悩みと対処方法の背景についての質的調査計画・役割分担(引土)
2011年9月22日(木) 量的調査の結果と分析(山村)、キリスト教における自殺(李)、国際自殺予防学会の報告その1(大倉、李、高)
2011年10月19日(水曜日) 午後5時より  質的調査の中間的報告、国際自殺予防学会の報告その2ほか
2011年11月28日、29日 調査のワークのための合宿となります。参加希望者は事前にご連絡ください
2011年12月12日 3月3日のスウェーデンからの研究者の招聘シンポジウムの準備等
2012年1月18日  3月3日のシンポジウムの準備作業、打ち合わせ
2012年 3月3日(土) スウェーデンからの研究者を囲んでの公開シンポジウムを開催します。
2012年6月1日(金) 午後6時より  学会誌投稿に向けての打ち合わせ
2012年7月10日(火)午後6時半より 学会誌投稿
2012年8月10日(金)午前10時より 学会誌投稿、研究助成の最終状況について 
2012年9月14日(金)午後1時より  学会誌投稿の最終確認(場所 東京新宿)



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